Sカウンセラー(男性)

カウンセリングの流派は一説によると300近くあると言われていますが、その中で私は「ブリーフセラピー」というものを専門にやっています。
「ブリーフ」と聞くと、白いパンツを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、そのブリーフ(briefs;複数形になるとブリーフパンツという意味)ではなく「ブリーフ(brief:短時間の、手短な、簡潔な)」という意味をモットーとして、問題の原因よりも「解決方法を模索する」ことに焦点を当てる手法です。
例えば、「眠れない」と訴える人がいらした場合、眠れない原因(仕事やプライベートでうまくいかないことがある、などなど)を探ることも重要ですが、ブリーフセラピーでは、まず眠れるようになるための工夫(解決方法)を考えます。
そのため、質問の仕方も「どうして眠れないと思いますか?(原因探し)」よりも「眠るためにこれまでどんな工夫をしました?(解決努力の確認)」とか「ここ1週間で一番よく眠れた日はいつですか?(例外探し)」といった解決方法を探すヒントになる聞き方をしていきます。
ほかにも「買い物が辞められない」という人がいらした時には、買い物が辞められない理由を探したり、買い物を辞めるよう説得したりするのではなく、「(経済的に)いくらまでなら買い物してもOKですか?」と質問し、その答えから「1日○円生活をしてみよう!」という課題を出し、あれよあれよという間にうまくいったこともあります。
このようなやり方は、当院の主治医がカウンセリングに対して非常に理解があることやクリニックのモットーが「ユニーク」&「学生のノリ」であること大きく関係しているかもしれません。
もし、ほかのところを利用しているけど、うまくいっていないなぁと感じることがある方は一度、当院にいらしてみてください。新しい違う道が開けるかもしれませんよ。