顔面の半分が覆われた人間関係とコミュニケーション |マスクの着用とコミュニケーション

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顔面の半分が覆われた人間関係とコミュニケーション

素敵な笑顔と訓練された作法で接客されている方々を見ると、常に印象が良く好感度が高いものです。
現在では、交通機関、店舗、病院など各場面ではマスク着用のままでの職務、感染予防のために、従業員の安全と利用者を守るために考えられたサービスとコミュニケーションに切り替えられています。
例えば、飛行機の中でCAは、マスクとビニール手袋の着用し飲み物のサービスは行っていません。

そもそもコミュニケーションとは、自分の意思・知識・意見・態度など意味のあるメッセージを伝え合うことです。
人間同士でのコミュニケーションには、音声的なものと、非音声的なものに大別(※1)されます。
音声的なものは、主に発言内容や意味です。
非音声的なものは、身体動作(表情・視線・姿勢・身振り等)、身体特徴(体格・魅力・皮膚の色等)、さらに握手や手をつなぐ等の接触、人との距離、服装、化粧や持ち物等も含まれます。
こうした様々な内容から発せられる情報を私たちの頭の中で即座に処理して判断し対応しているのです。

相手との距離を保ちながらマスクをつけている状態では、相手や自分の気持ちや気分を判断する手がかりは、目の周辺の筋肉と言葉の内容やそれに伴う声のトーンや速度等が主になります。
今までは何気ないやり取りであっても、マスクのために伝達したい内容が相手に理解してもらえず、フラストレーションや不自由さを経験した方も多いのではないでしょうか。

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